語 源 すっぽんという名称はいくつかの説があります |
1. |
すっぽんが川に飛び込んだときのその音を表したという説。いわいる擬音語です。
川柳に「すっぽんの名は飛び込んだときに付け」というのがあります。 |
2. |
水の中から「出没」しますので、そのシュツボツという言葉が訛って、スッポンという言い方になったという説もあります。 |
3. |
鳴き声の擬音語、ポルトガル語ではないかという説もあり、その真偽のほどははっきりしません。 |
4. |
各地方によってその呼び名も様々です。ガメ、ドウガメ、ドンガメ、川鼈、ドジ、トチというのもあります。 |
5. |
中国では、トワンユイ、チャコイ(甲亀)といいます。 |
甲羅に文様がない |
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すっぽんは当然、亀の仲間ですが、普通の亀との違いはいくつかあります。
まず、その甲羅が他の亀に比べて非常に柔らかく平たくなっています。 また普通の亀は、甲羅が六角形の文様を作っていますが、すっぽんにはこうした文様がありません。 |
成育地 目次 |
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シベリア地方を北限としてアジア東部、日本、中国、台湾、東南アジア、アフリカ、北アメリカなどです。
特に中国大陸には多く成育しています。淡水性ですから、沼や平野部を流れる河川を中心に生息しています。基本的には、水中で生活し、天気のよい日には陸上にはい上がって甲羅乾しをするという変わった行動をすることもあります。 |
非常に臆病 目次 |
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性質は、とにかく臆病です。それゆえ昼間は水底や河岸のくぼみなどに潜んでいて、夜になって活動を始めます。魚や貝、カエル等を求めて活発に動き回ります。
一般に「一度食いついたら離さない」と言われ、凶暴な生き物のように思われていますが、実は非常に臆病で、物音がするとすぐに水中に逃げ込み、人前では決してものを食べたりしません。そうした臆病な性格の裏返しとして、自己防衛本能から陸上ではかなり凶暴になるのです。 |
雷が鳴っても離さない 目次 |
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口には歯はないのですが顎が非常に強いですから、噛まれて無理に離そうとすると本当に指先を食いちぎられる可能性だってあります。
しかし、いったん水の中に戻してやると、その安心感からかすぐに離すことが多いのです。 |
長寿命 目次 |
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寿命はかなり長生きします。天然のすっぽんの寿命はだいたい100年ぐらいだと言われています。 |
養殖のむずかしさ 目次 |
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すっぽんの養殖をする際に、共食い、水温、振動(音)など環境に注意しなくてはなりません。
とくに、適水温がなかなかむずかしいという点です。 低温になると食欲をなくし、15度以下になると冬眠するため、なかなか成長しません。しかし、高温になると死んでしまいます。 |
漢方薬としての歴史 目次 |
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すっぽんは昔からその素晴らしい栄養価が注目されてきました。特に中国においては、優れた漢方薬、薬膳として大事にされてさました。例えば「周礼」という書物によると、すっぽんや亀を取り扱う専門の職業があり、これはいわば公務員のような仕事だったというのです。つまり、国がきちんとすっぽんを管理していたわけです。特にメスは繁殖のために食することを禁じられていて、どれほど大事にされてきたか分かるというものです。 |
医食同源 目次 |
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中国という国は、「食」を健康面からみて非常に重要視してさました。楽しみのために食べるとか、単純に栄養を摂取するという目的だけでなく、薬として、あるいは健康を左右する大事なものとして捉えてきたのです。「食膳」という言葉が中国から生まれてきたことも偶然ではありません。
3000年ほど前の中国に、周という国がありまして、この国では医者が四種類に分けられておりました。
1.内科を専門とする「疾医」、
2.外科を専門とする「瘍医」、
3.動物を対衆とする「獣医」、
4.食物で健康を維持する、病気を治す「食医」
「食医」という専門の医者がいるというだけでも凄いのに、実は四種類の医者のうち、常にもっとも大事にされ最高位にあるのが実はこの「食医」だったのです。
要するに、中国では、健康にとって一番大事なものは「食」というのが当たり前のことだったのです。健康を維持するキーポイントが食事であり、また体の不調を治すのも食事だったのです。 |
愛用してきた健康食品と併用して摂取しても問題ない? 目次 |
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健康に自信がない方や体調不良でお悩みの方というのは、多くの場合、様々な健康食品を摂取されています。
そういう方が心配されるのは、今まで長きにわたって愛用してきたそれらの健康食品と併用してすっぽんを摂取しても問題ないだろうか、ということです。これらはまったく心配ありません。
すっぽんは天然の動物ですからなんら問題はありません。むしろ相乗効果を発揮して、さらに素晴らしい効果を生むことが期待されます。 |
相性のいい健康食品 目次 |
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高麗人参、クロレラ、クマ笹、スピルリナ、シジミエキス、ハトムギ、天然ビタミンC、天然ビタミンE、小麦胚芽油などは、すっぽんと相性のいい健康食品です。 |
丸ごと摂取すればアルカリ性 目次 |
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すっぽんは動物ですから、すっぽんを食べ続けていると、体が酸性になってしまうのではないかと心配する人もいるのですが、それも問題ありません。
なぜならば、肉の部分は弱酸性なのですが、全体を丸ごと摂取すればアルカリ性だからです。 |
赤ちゃんからお年寄りまで 目次 |
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マムシやニンニクは刺激が強すぎて、食べすぎると、イライラしたり落ちつかなくなるというような症状が出ることもあります。特に、ニンニクは胃を刺激しますので、食べすぎると翌朝ムカムカしたり胃が荒れたりします。
赤ちゃんからお年寄りまで、そして健康な人も病気の人も愛用できるという意味では、すっぽんに勝るものはありません。だれでもどんなときでも、安心して食べられるのがすっぽんなのです。 |